読書大好きゆーぽん(@jiyucho33)です！
今回はNFT初心者の方におすすめ「図解ポケット デジタル資産投資 NFTがよくわかる本」の要約＆書評を紹介します。
最近話題になっているNFTについて、よくわからないという方も多いと思います。
この「図解ポケット デジタル資産投資 NFTがよくわかる本」はそんなNFT初心者の方の最初の一冊としておすすめの本です。
ページ数が少ないので読みやすく、しかし内容はギュッと詰まっています。しかも図解でわかりやすい！
サイズも小さいので通勤時間にサクッと読むこともできます。
NFTの基礎知識から各分野での活用事例、今後のNFT市場について、NFTを売買する流れなど、NFTの「最初の一歩」を幅広く知ることができます。
▽図解ポケット デジタル資産投資 NFTがよくわかる本
図解ポケット デジタル資産投資 NFTがよくわかる本の概要
NFTは、Non-Fungible Tokenの略で、最近はメディアで盛んに取り上げられています。
NFTは、まだまだ黎明期ですがLINEなどの大手ネット起業がNFTの導入を開始・予定しています。
本書は、NFTの仕組みや少額投資で稼ぐ方法などをざっくりわかりやすく解説したポケットサイズの入門書です。
基礎知識から、市場の最新動向、話題のNFTアート、NFT取引の手順、自分の作品をNFTに出品する方法までわかります。
（Amazonより）
図解ポケット デジタル資産投資 NFTがよくわかる本の要約
図解ポケット デジタル資産投資 NFTがよくわかる本の要約ポイントは以下の３つです。
1. NFTとはトークン自体に固有の値や属性をもたせた「非代替性トークン」
2. NFTのすごさは「唯一性」
3. NFTの市場規模はすごい勢いで拡大している
それでは一つづつ解説していきます。
NFTとは何か?
NFTはNon-FungibleTokenの略で、日本語では非代替性トークンといいます。
ブロックチェーン(情報を記録するデータベース技術の一種)上で発行されるトークンのうち、トークン自体に固有の値や属性をもたせた代替性のないトークンのことです。
トークンは直訳すると、「しるし」「象徴」などの意味ですが、従来の硬貨や紙幣の代わりに使うデジタルマネーを指すことも多いです。
NFTに対して、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産は、円やドルなど法定通貨のように代替できる(同じ価値の他のトークンと交換できる)トークンなので、代替性のあるトークン（FT：Fungible Token）です。
例えば1万円札Aと1万円札Bがあるとします。多少の見た目の差があるとはいえ、1万円札Aも1万円札Bも同じ1万円の価値を持っています。つまり、1万円札Aと1万円札Bは代替性があるということです。ビットコインも同じく、Aさんの1ビットコインもBさんの1ビットコインも同じ価値であり、代替性があるトークンといえます。
つまり、暗号資産はNFTではないのです。暗号資産もNFTもブロックチェーン上で発行されるトークンなので、兄弟のようなものです。
NFTのすごいところは「唯一性」
例えば、1万円札Aの記番号(お札に印刷されていると数字のこと)がCD777777Eで、コレクターの間では2万円の価値を持つ場合、1万円の価値しかない一般的な1万円札とは代替性がありません。
1万円札Aのように、NFTには識別可能なコードが付与されています。つまり、NFTにはそれぞれ唯一性(1つしかないこと)があります。このNFTの持つ唯一性が革命的なのです!
今までは、どんなに素晴らしいデジタルアートでも、本物と偽物(コピー)は区別できませんでした。
しかし、デジタルアートのデータをNFTにすることによってどのデータが本物か偽物かを誰もが証明できるようになります。さらに、データの作成者と所有者を記録することもできます。
このNFTの性質により、今まで自分のデジタルアートに十分な価値を付与できていなかったクリエイターも、より適正な評価を受けやすくなります。
そして、既にNFTのオークションやマーケットプレイスの利用が広がっているように、アーティストは金銭的な還元を受けやすく、アート愛好家(コレクター)は安心してアートを売買しやすい市場が大きく成長していくでしょう。
NFTの活用事例
NFTを活用して具体的にどのようなことができるのでしょうか？
ここでは様々なジャンルの活用例をご紹介します。
- NFT×アート：アートをNFT化することで、そのNFTアートが本物であると証明ができる。偽造されない鑑定書も発行できる。
- NFT×音楽：資産性の高さも期待できるので多額の金額で買取ができる。ファンから創作資金を出してもらうことも容易になる。
- NFT×トレーディングカード：NFTは唯一性を証明できるので、枚数を限定したレアカードを発行して価値を保ちながら流通できる。
- NFT×ゲーム(メタバース)：自分が操作するキャラクター（アバター）を通して、ゲーム内で得たアイテムなどを売買できる。
- NFT×ファッション：メタバース上で楽しむファッションアイテムをNFT化できる。
- NFT×会員権：ゴルフの会員権のように資産価値を期待して保有、譲渡できる。
- NFT×金融：資産性があるとしてNFTを担保にしてお金を借りることができる。
- NFT×不動産：改ざんできないことから権利関係の手続きでも有効。
NFT市場の伸びがすごい
NFT市場の伸びはすごいです。驚異的です。2020年はそこまで注目されておらず、取引量は少なかったのですが、2021年第1・第2四半期には1,000億円以上、そして第3四半期には1兆円以上と、大きく市場規模を拡大しています。
あまり馴染みのないNFTアートに何十億円という値段がついたと聞くと、「バブルである」「NFTバブルはいずれ崩壊する」と思う方ももちろんいると思います。
たしかに、ある意味バブルではあると思います。しかし、NFTが私たちの世界にもたらす可能性を考えると、この状況は一過性のものではなく、今後続いていく私達とNFTの歴史の、華々しい黎明期と言えるのではないかと思います。思い返せば、暗号資産市場も何年も前からバブルと言われてきています。
暗号資産の価格は確かに浮き沈みが激しいですが、今もなお世間の注目を集めていますし、実際に国家や大手企業が暗号資産を活用する事例も増えてきています。
NFTに関しても最初は投機的な目的でお金が集まっていることは多いですが、徐々に私達の生活の身近な所で活用が進み、多くの人に受け入れられていくでしょう。
図解ポケット デジタル資産投資 NFTがよくわかる本の書評
最近よく聞く「NFT」という言葉ですが、まだよくわかっていない人も多いと思います。
NFTに関する本はまだ少ない状況ですが、この「図解ポケットNFTがよくわかる本」はNFTに興味がある方、初心者の方におすすめの一冊です。
他の本と比べてページ数が少ないので読みやすく、基本的な項目は一通り知ることができます。
私はNFTに関する本をいくつか読んでいますが、一番読みやすく感じました。
その反面、基礎知識はあり、さらに詳しく知りたい人にとっては物足りない内容かもしれません。
個人的に良かったのはNFTと仮想通貨との違いです。
まだよくわからないという人にとっては混同している方もいるかもしれませんが、仮想通貨とは違うことがわかりやすく書かれているので頭の中の整理ができました。
こういう点は図解のメリットかと思います。
図解ポケットシリーズはどれもサクッと読めてわかりやすいのでどれもおすすめです。
▽図解ポケット デジタル資産投資 NFTがよくわかる本
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